
これからFXを始めたい!と考えている方にとって、国内FX会社と海外FX会社のどちらにしようか迷っている方も多いと思います。
国内FXのほうがなんとなく安心、とよく比較せずに安易に決めてしまうと後々後悔するかもしれません。
今回は国内FXと海外FXの違い、メリット・デメリットを解説していきます。
最後まで読めば国内FX、FX海外FXの違いが分かり、どちらが自分に合うのか分かると思います。
これから新しくFXを始めたいという人はぜひチェックしてみてください。
- 国内FXと海外FXを選ぶにあたって
- 国内FXの主な特徴
- 国内FXと海外FXの比較一覧
- 【国内FXと海外FXの比較】レバレッジについて
- 【国内FXと海外FXの比較】スプレッドについて
- 【国内FXと海外FXの比較】取引ツールについて
- 【国内FXと海外FXの比較】ロスカット・追証について
- 【国内FXと海外FXの比較】税金面について
- 【国内FXと海外FXの比較】取引の透明性について
- 国内FXと海外FX 選ぶならどっちだ?
- 海外FXの豊富なボーナスやキャンペーン
- 海外FX会社は危険なのか?
- 国内FXと海外FX 結局どっちがいいのか?まとめ
国内FXと海外FXを選ぶにあたって
「国内FXと海外FXどっちを選べばいいんだろう?」
「国内FXと海外FXとの違いって何?」
どちらもFX取引をすることは同じですが、海外FXと国内FXには大きく違う点がいくつもあります。
国内FXにも海外FXにも、それぞれにメリット・デメリットがあります。
国内FXの主な特徴
国内FXとは、日本国内に本社を持つFX会社に口座開設をして取引することです。
後ほど詳しく解説しますが、国内FXの取引方式はDD方式となっており、トレーダーとFX市場の間にFX業者のディーラーが介入します。
また、国内FXの取引プラットフォームはFX会社それぞれ独自のものがあり、共通のプラットフォームは存在しません。
国内FXのレバレッジは最大25倍となっており、海外FXと比べて非常に低く設定されています。
そのため、ある程度の資金がないと、大きな利益を狙うことは難しいと言えます。
海外FXの主な特徴
海外FXとは、海外に本社を持つFX会社に口座開設をして取引をすることです。
海外FX会社では、国内FXでは受けられない魅力的なサービスを提供しています。
海外FXの取引方式はNDD方式となっておりトレーダーとFX市場の間にFX業者のディーラーが介入することがありません。
また、取引プラットフォームはMT4 (Meta Trader 4)が主流で、様々なインジケータを使うことができ、世界中で人気を集めています。
そして、海外FXの最大の魅力として、ハイレバレッジトレードが可能であるという点があります。
海外FX会社にもよりますが、レバレッジは数百倍~数千倍まで上げることが可能です。
そのため、海外FXでは資金が少なくても大きな利益を狙うことができます。
国内FXと海外FXの比較一覧
国内FXと海外FXそれぞれの主な特徴を説明しましたが、他にも特徴があります。
項目 | 国内FX | 海外FX |
---|---|---|
取引方法 | DD方式 | NDD方式 |
取引プラットフォーム | 業者ごとに独自 | 主にMT4 |
レバレッジ | 最大25倍 | 最大200~1000倍程度※業者による |
ゼロカットシステム | なし | あり |
追証 | あり | なし |
ボーナスの有無 | あり | あり |
スプレッド | 狭い | 広い |
スワップ | 多い | 少ない |
ロスカット水準 | 50~100% | 0~20% |
信頼性 |
国内金融庁の管轄 |
金融ライセンスを取得している会社は 信頼性高い |
税金 | 20.315% (申告分離課税) | 15~55% (累進課税) |
次にそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
【国内FXと海外FXの比較】レバレッジについて
FXの大きな魅力として、少ない資金で大きな金額を取引できる「レバレッジ」というものがあります。
レバレッジは少ない資金で大きな金額の取引ができる、FXならではの仕組みです。
何年か前までは、国内FXと海外FXとで使えるレバレッジ倍率にあまり差はありませんでした。
国内FXでも500倍のレバレッジを使える時期があったのですが、2011年に金融庁の規制により、レバレッジが最大25倍までと大きくへ引き下げられました。
また、最近でも金融庁が最大レバレッジ10倍規制を実施するかもしれない!?という報道があったことは記憶に新しいところです。
一方で、海外FXではそのような規制を受けることはありませんので、現在でも数百倍~1000倍を超えるレバレッジ取引が可能です。
例えば、日本人にとても人気のあるXMTrading (XM)は最大888倍で取引ができます。
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【国内FXと海外FXの比較】スプレッドについて
スプレッドとは、FXで通貨ペアを売買するときの用語になります。
FXでは同じ通貨ペアでも買う時の価格と売る時の価格が異なります。
この価格の差額を「スプレッド」と言います。
FXトレードの売買のたびにこの「スプレッド」による差額が生じます。
そのため、「スプレッド」=FXトレードのコスト、実質的な手数料になります。
国内FX、海外FX ドル円の平均スプレッド比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
スプレッド | 0.3銭(米ドル円) | 1.6銭(米ドル円) |
このように、海外FX会社ではスプレッドが大きく設定されている傾向にあります。スプレッドなら国内FX会社が圧倒的に有利であるといえます。
しかしながら、スキャルピングトレードでもないかぎり、スプレッドの広さを気にする必要はあまりないと思います。
【国内FXと海外FXの比較】取引ツールについて
国内のFX業者のほとんどは、自社独自の取引プラットフォームを作っています。独自ツールなので、使用感はそれぞれによって変わってきます。
■FXブロードネットの取引プラットフォーム画面
直感的な操作、経済ニュースの即時配信など日本人向けに使いやすくまとめられています。
ただ、機能拡張性はあまりありません。
一方で、海外FX業者は基本的にはMT4(メタトレーダー4)というプラットフォームを採用しています。
■MT4画面
MT4は世界中で人気の取引ツールで、ほぼすべての海外FX業者でMT4/MT5に対応しています。FX取引する上でのプラットフォームはMT4が標準と言っていいでしょう。
相場分析に使うインジケーターや自動売買プログラムが豊富にあるので、自分にあったものを取り入れることができます。
【国内FXと海外FXの比較】ロスカット・追証について
また、国内FXでは、「追証」があります。
追証(おいしょう)とは、追加保証金のことを指します。FXや株の信用取引など、保証金を担保として行う取引の場合、一定の維持率(委託保証金維持率)を下回ると、追加の保証金を差し入れなければなりません。
日本国内の証券会社では、「追証あり」になるので、いくらマイナスになっても返済する義務が発生します。
しかし、海外FX証券会社には「ゼロカットシステム」という独自のシステムがあるため、上記のような相場急変によって強制ロスカットされてマイナスになったとしても追加で証拠金を支払う必要がありません。
個人的には、海外FXで最大のメリットがこの「ゼロカットシステム」と言えると思います。
数年前に起こった、「スイスフランショック」のような、急激な変動により口座残高以上の損失を被る可能性は常に起こり得ます。
■スイスフランショック時のEURCHFチャート
海外FXのゼロカットシステムがあれば、口座に入金した額以上の損失になりません。
国内FXでは「追証」によって資産を増やすつもりが逆に借金になってしまう、という最悪の事態になることもありえます。
【国内FXと海外FXの比較】税金面について
税金については、国内FXで得た所得は「申告分離課税」で、税金は一律20.315%ですが、海外FXで得た所得は「総合課税」となり、5%から45%まで7段階の累進課税になります。
■海外FXの税金
所得額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税 |
195万円以下 | 5% | 0円 | 10% |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 | 10% |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 | 10% |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 | 10% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 | 10% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 | 10% |
4,000万円超え | 45% | 479万6,000円 | 10% |
この表を見ていただくとわかりますが、利益が195万円以下ならば、海外FXは15%(所得税+住民税)なので国内FXより海外FXの方が有利です。
しかし、海外FXは利益が330万円を超えると、税率が30%以上になってくるので、国内FXの方が有利になってきます。
1,800万円を超えると、半分税金で持っていかれることになります。
300万円を超える利益が出てきたら、国内FXに切り替えを検討しても良いかもしれません。しかしながら、海外FXを使い続ける人も多いです。
その理由としては、「ゼロカットシステム」のメリットであったり、次に紹介する取引の透明性において、国内FXに不安要素を感じている場合などがあります。
また、税金を多く支払っても手元に多くお金が残るほうが結果的には良い、という考えで資金効率の良い海外FXを使い続ける人もいます。
この辺りは個人の価値観になってきますが、利益が大きくなってきたら国内FXと海外FXを併用する形が良いと個人的には考えます。
【国内FXと海外FXの比較】取引の透明性について
冒頭で説明しましたが、国内FXの取引方式はDD方式となっており、トレーダーとFX市場の間にFX業者のディーラーが介入します。
DDとは、Dealing Desk(ディーリング・デスク)方式の略称でトレーダーとFX業者が1対1で取引を行う方法をいいます。
一方、海外FXで採用しているのはNDD方式となります。ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略称で、NDD方式ではトレーダーがインターバンクから直接購入します。
海外のFX取扱業者にはNDD方式を採用しているところが多く、FX市場の透明性が高い為替レートで取引できるメリットがあります。
国内FXのDD方式の問題点として挙げられるのは、ディーラーが取引に介入することと、トレーダーとFX会社の利益が相反していることです。
DD方式の場合、トレーダーから受け取った注文をそのままFX市場に流すのではなく、反対売買の注文を行なうことでトレーダーの注文をFX会社側でカバーする取引を行います。
こうすることで、FX会社からするとトレーダーの損失は逆にFX会社の利益となります。
要するに、トレーダーが勝つ=FX会社が負ける、トレーダーが負ける=FX会社が勝つ、という利益相反の図式になります。
そのため、FX会社に不利な取引や約定をさせないなどの、不正な行為を行う可能性があります。
また、「ノミ行為」と呼ばれる、トレーダーから受領した注文を、インターバンク市場に流さずFX会社側で処理して利益を得る行為もあります。
通常、トレーダーからの取引手数料のみがFX会社の利益ですが、トレーダーの注文を「呑む」ことで売買差益も得てしまいます。
その他にも、「約定拒否」「レートずらし」「ストップ狩り」など、DD方式ではFX会社側で有利なようにレートを操作することが可能で、わざとトレーダーが負けるように仕掛ける行為が行わることがあります。
NDD方式ではそのような不正を行う余地はありませんので、透明性の高い取引だと言えます。
DD方式を採用している国内FXはトレーダーが損をすることで成り立っている面があり、それがゆえに低いスプレッドを実現できているとも言えます。
しかしながら、スキャルピングで勝ちすぎると口座を凍結されたり、利益が出る自動売買を禁止していたりします。
このように国内FX DD方式は透明性のある取引とは言い難いところがあり、クリーンな取引ができるNDD方式の海外FXを好んで使い続ける人も多くいます。
国内FXと海外FX 選ぶならどっちだ?
ここまで国内FXと海外FXの比較、メリット・デメリットを見てしてきました。
ここからは海外FXの特徴をもう少し詳しく解説していきます。
海外FXの豊富なボーナスやキャンペーン
海外FXでは様々なキャンペーンを実施していますが、一番の特徴としては新規口座開設時にもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」があります。
このボーナスは現金ではなく、クレジットのようもので入金した残高+ボーナスで入金額以上の取引が可能となるので、トレーダーにとってとてもありがたい制度ですね。
「入金ボーナス」では入金した額の100%が付与される豪華なものもあります。10万円入金したとすると、+ボーナス10万円で、資金2倍の20万円で取引をすることができます。
ボーナスは出金することはできませんが、証拠金として使えるためボーナスのみでトレードすることも可能です。得られた利益はもちろん出金することができます。
国内FXでは口座開設キャッシュバックがもらえるところもありますが、取引量一万通貨以上などといった条件が設けられている場合がほとんどで、海外FXに比べると見劣りするのが正直な印象です。
キャッシュバック目当てで口座開設するのはあまりおススメできません。
海外FX会社は危険なのか?
日本国内のFX会社は、日本の金融庁から認可を得ていますが、海外のFX業者は日本の業者ではないので日本金融庁の管轄外となります。
だからと言って、「海外FXは危険」ということにはなりません。
確かに、海外FX業者によっては、その国の金融庁から認可を受けていないものがあったり、出金拒否をしたり怪しい業者も少なくありません。
しかし、信頼できるFX会社であれば、特に問題はありません。
日本人に人気のあるXMTrading (XM)という海外FX会社は、多数の金融局から認可を受けているため安心して口座開設ができます。世界的に見ても監査基準が厳しいとされるイギリスFCA・キプロスCySec金の許認可を得ています。
日本国内のFX会社は日本の金融庁のライセンスしか取得していないませんが、海外FX会社は世界各国のライセンスを複数取得しています。
確かに、海外FX会社でもあまり有名ではないところ、日本語のサポートもできないところはトラブルが起こることもあり得ますので避けておいたほうが賢明です。
海外FXを選ぶ際には、有名なところ、評判の良いところを選択するようにしましょう。
また、海外FXはハイレバレッジだから危なそう・・・と思う方もいると思いますが、ハイレバレッジ=危険、ということではありません。
確かに、ハイレバレッジのトレードは少額で大きな利益を狙える分、リスクも高くなりますが、必ずしもハイレバレッジでトレードする必要はなく、ロット数やポジション数によって実効レバレッジをコントロールすることが可能です。
危険なのは、レバレッジのことをよく理解せず、資金力に見合わないロット数、ポジションで無茶なトレードをすることです。
1000倍レバレッジの口座であっても、ロット数を調整すれば実効レバレッジ10倍程度のトレードもできるのです。
国内FXと海外FX 結局どっちがいいのか?まとめ
国内FXと海外FX 結局どっちがいいのか、結論としては資金の少ない方、これからFX始めようとしている初心者の方は海外FXをおススメします。
その理由として、少額の資金でもハイレバレッジトレードで大きな利益を狙うことが可能、ゼロカットシステムによる追証のリスクが無いので、FX初心者でも安心してトレードすることができます。
国内FXは、ある程度経験を積んで利益を出せるようになってから利用を検討するのが良いと思います。大きな資金があればレバレッジ25倍でも十分な利益を狙えます。
海外FXでは口座開設ボーナスがもらえるので、極端な話、自己資金が”0”でも取引を始めることができます。リスクなしで取引を開始できるという点で、特にFX初心者トレーダーには海外FXの方が向いているといえます。

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