【知っておきたい】FX市場の「夏時間」「冬時間」における影響とは?

FXは土日を除いて24時間トレードができることがメリットですね。

 

基本的に、日本時間の月曜早朝から土曜早朝まで休まずFX取引することが可能です。

しかし、FXには、「夏時間」「冬時間」があることをご存じでしょうか?

 

季節によって、FX取引時間や経済指標発表時刻が変わってくるのです。

 

この「夏時間」「冬時間」を知っておかないと、思わぬところでミストレードにつながります。

今回は、FXにおける「夏時間」「冬時間」について解説していきます。

 

FX取引するにあたって、夏時間・冬時間を把握しておくことは重要です!
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記事の内容
  1. FX市場の「夏時間」「冬時間」における影響とは?
  2. 「夏時間」「冬時間」の期間はいつから切り替わる?
  3. FX市場における1日のオープン・クローズ時間は「夏時間」「冬時間」で変わる?
  4. FXの各国市場の取引時間はどうなる?
  5. 「夏時間」「冬時間」で影響を受けるのはFX取引時間だけではない!
  6. FX会社によって「夏時間」「冬時間」の営業時間が異なる
  7. FX市場の「夏時間」「冬時間」における影響とは?まとめ

FX市場の「夏時間」「冬時間」における影響とは?

先に述べたように、FX市場では季節によって取引時間が変わります。

 

ニュージーランドや豪州は「豪州時間」、ロンドンは「欧州時間」、ニューヨークは「米国時間」をそれぞれ採用しており、あるタイミングから夏時間(サマータイム)と冬時間(標準時間)に切り替わります。

 

また、そのことにより海外の経済指標の発表時刻も変わってきます。

 

日本では「夏時間」「冬時間」といったものはありません。がしかし、ことFXにおいては、グローバル市場で取引するため、海外の「夏時間」「冬時間」の影響を受けることになります。

「夏時間」「冬時間」の期間はいつから切り替わる?

夏時間(サマータイム)とはそもそも、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的として、欧米を中心に導入されている制度です。

冬時間は、夏時間で進めた針をもとに戻して標準時間に戻します。つまり冬時間は標準時間です。

 

「夏時間」「冬時間」の切り替わりは国によってそれぞれ切り替わるタイミングが違います。以下、主要なところを記載します。

 

 

  • 米国 夏時間:3月第2日曜日~11月第1日曜日
  • 欧州 夏時間:3月最終日曜日~10月最終日曜日
  • 豪州 夏時間:4月第1日曜日~10月第1日曜日

 

 

FX取引においては、アメリカの「米国時間」、イギリス・ヨーロッパの「欧州時間」、オーストラリアなどの「豪州時間」の夏時間(サマータイム)の期間は把握しておきましょう。

FX市場における1日のオープン・クローズ時間は「夏時間」「冬時間」で変わる?

FX市場における1日の終わり、いわゆる「NYクローズ」と呼ばれる取引終了時刻は、米国時間で17時になります。

 

夏時間では日本とニューヨークとの時差は、13時間になります。日本の方が13時間進んでいます。

冬時間では日本とニューヨークとの時差は、14時間になります。日本の方が14時間進んでいます。

 

NYクローズ米国時間17時を日本時間に置き換えると、夏時間であれば+13時間で日本時間では午前6時、冬時間であれば+14時間で日本時間では午前7時となります。

そして、NYクローズを過ぎると翌営業日オープンになります。

 

つまり、FX市場における1日は、米国が夏時間であれば午前6時~翌午前6時、冬時間であれば午前7時~翌午前7時というのが基本となります。

FXの各国市場の取引時間はどうなる?

FX市場の取引時間について、主要な市場を日本時間で見ると下記のようになります。

 

夏時間 冬時間
東京市場 9:00~17:00 9:00~17:00
ロンドン市場 16:00~1:00 17:00~2:00
NY市場 22:00~6:00 23:00~7:00

 

 

日本の東京市場はサマータイム制度がないので夏も冬も市場時間は変わりません。ロンドン市場とニューヨーク市場はそれぞれ1時間ずれることになります。

FX市場は証券取引所のように明確に取引時間が決められていません。あくまで目安として知っておくと良いと思います。
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また、ロンドンフィックス(その日の対顧客向けの基準レートを決める時間)も1時間ずれることになります。

 

ロンドンフィックス ※日本時間
  • 夏時間:0:00
  • 冬時間:1:00

 

ロンドンフィックスは相場を大きく動かすポイントとなる重要な時間ですので注意しておきましょう。

「夏時間」「冬時間」で影響を受けるのはFX取引時間だけではない!

夏時間と冬時間の影響を受けるのは、FX市場の取引時間だけではありません。

経済指標や金融政策の結果発表時刻、金融商品の取引時間についても、「夏時間」と「冬時間」で1時間違ってくることになります。

 

米雇用統計など、重要な経済指標があるときは「夏時間」と「冬時間」で発表時刻が変わりますので注意しておきましょう。

 

例えば、米雇用統計の場合だと、

・夏時間:21時半発表
・冬時間:22時半発表

 

「夏時間」と「冬時間」で指標発表の時間が変わっていることに気付かずにトレードすると想定違いで大きな損失にもなりかねません。

 

経済指標チェックは毎日欠かさないようにしましょう。

指標チェックはこちらのサイトがおススメです。

羊飼いのFXブログ

 

FX会社によって「夏時間」「冬時間」の営業時間が異なる

「夏時間」「冬時間」の営業時間はFX会社によって変わります。FX会社の公式サイトで発表されていますので、お使いのFX会社のサイトを確認するようにしましょう。

 

参考までに、海外FX XMの「夏時間」「冬時間」営業時間は下記の通りです。

XM FX通貨ペアの取引時間(日本時間)

商品(銘柄) 夏時間 冬時間
全通貨ペア
(RUB関連を除く)
6:05~翌 5:50 7:05~翌 6:50
RUB関連の通貨ペア
(USDRUB / EURRUB)
16:05~23:55 17:05~翌 0:55

FX市場の「夏時間」「冬時間」における影響とは?まとめ

今回は、FX市場における「夏時間」と「冬時間」について、取引にどんな影響があるのか解説しました。

 

以下、今回のポイントです。

ポイント

  • 各国FX市場の取引時間の違い
  • 経済指標発表の時間の違い

     

    日本ではサマータイムが導入されていないので時間がずれるという感覚がわかりにくいですが、FX取引においてはこの「夏時間」と「冬時間」をしっかりと意識をしておく必要があります。

     

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